さまざまな症状、病は大きく3つの治療をするものに分けられます。
◎薬で治るもの
◎手術で治るもの
◎運動で治るもの
治すためには症状に対する処方が大切です。
運動で治すプログラムが、背骨コンディショニングプログラムです。
背骨コンディショニング創始者は、西洋、東洋の医師が入ったチームで「不定愁訴のプログラム」を考案、指導していました。
その後ミリ単位でしか動かないと言われていた仙骨が数センチ単位で動くことを発見し、
2001年から仙腸関節および背骨をゆるめる体操をスタート。これが〝背骨コンディショニングプログラム〟の始まりです。
▼従来の医療、トレーニング理論にはなかった背骨コンディショニングの新しい4観点
①仙骨が歪むことで背骨の歪みを招く
②背骨の歪みによって神経が引っ張られる
③引っ張られた神経が伝導異常を起こす
④神経が支配する箇所でさまざまな症状が起こる
背骨コンディショニングは、この理論に根差した〝運動で治すプログラム〟
豊富な検証結果をもつ効果の実証されているプログラムです。
・腰痛
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・すべり症
・坐骨神経痛
・股関節痛
・膝痛
・歩行困難
・リウマチ
・頭痛、肩こり、四十肩・五十肩
・首の痛み
・婦人科系疾患
・自律神経失調症
・バネ指、手根管症候群
・内臓の不調
・目まい、耳鳴り、突発性難聴、メニエール病
・過呼吸、パニック障害
・疲れやすさ
・原因不明の難病(アレルギー、花粉症、喘息、キアリ奇形パーキンソン病など)
現代医学では、仙腸関節は不動関節(動かない、数ミリしか動かない)と考えられています。
このため、腰周辺の症状と仙腸関節との関係については、ほとんどが研究されていません。
しかし、背骨コンディショニングでは、仙腸関節が数センチ動くことを発見しました。
背骨の土台となる仙腸関節を整えていく独自の手法で様々な症状に働きかけます。▼
【仙腸関節可動理論】
解剖学上ほとんど動かないとされてきた仙腸関節を明らかに動かす新たな技術と、それに伴って起こる様々な変化を解き明かす革命的な理論
【神経牽引理論】
背骨の歪み方とそれに伴う各種症状との関連性は、神経が(圧迫ではなく)引っ張られることでも起こる神経の伝導異常が原因であるという理論
【代償姿勢理論】
仙骨が歪むと、その上にある背骨もバランスをとるために歪み、例えば、仙骨が後方に変位すると、上の腰椎も後ろにずれて、そのバランスをとるために頭や肩が前に出て、背中が丸くなり猫背になります。このような状態を代償姿勢と呼びます。この場合、仙骨だけ矯正しても上半身の歪みを矯正しなければまた仙骨が後方に変位します。
1.ゆるめる
2.矯正する
3.筋力向上
(1)ゆるめる運動で、各関節痛の可動域を広げます。この運動をすることで、身体の神経や組織がゆるみ、骨を正常な位置に戻しやすい身体づくりを目指します。また、神経を意識して伸ばすことで神経の伝導を改善します。
(2)矯正する運動で、背骨や関節の歪みを正しい位置に戻します。
(3)筋力向上の運動で、正しい位置に戻った骨格が再び歪まないように安定させていきます。
これらの運動を、解剖学をもとにした理論の解説とともに、グループレッスンまたは、個別指導で実践を進めていきます。
背骨コンディショニングは、医療系専門学校の教科書でも扱われています。運動の取り組み方や理論がわかる詳しい書籍の一般販売もあります。
まれに、一時的な痛みや眠たいといった症状がでることがありますが、これは、好転的な反応(反動)です。
背骨を整えることで、神経・筋肉の状態が正常になるため、神経が本来の伝導を取り戻して反応している状態です。あらかじめご理解ください。